都営6000系インドネシア2

2000年11月〜12月速報


車庫での6000形 マークの位置が違う

ユタ駅付近の線路

ステップと手すり 中央2扉に設置
両端のドアは締め切り

車庫へつながる線路

故障した冷房装置の修理

冷房装置の清掃

号車表示と日本からもらったという意味のステッカーと交通局のプレート

外側に取りつけられた後部標識
尾灯も使用している

行先方向幕が種別表示幕として使われている

現地日本人スタッフ(写真左がMT氏)

インドネシア・Report (MT氏よりリポート:原文のまま)

2000/11/21
6281から6288号車のMG車でBekasi駅まで初めて6000形車両での試運転しました。
架線電圧の変動が大きく1,750V〜1,150V(車両の架線電圧計)でしたが、中間に連結っしている車両のSIVも停止することも無く、試運転は無事終了。 本線での投石は相変わらず多くあります、6271運転台の正面ガラスがやられました、他にも客室側窓も割られました、不確認情報ですがお客さんは怪我をされたようです。Bekasi線で使う6000形車両は、6281-282-285-286-287-288の6両編成でMG車だけで走らせる準備をしています。Bekasi線の架線電圧の変動が、およそ1800V〜1100Vの予想をしているからです。SIVやDC−DCが耐えられるのかが心配の有るところです。 JABOTABEK局には冷房車は6000形車両以外ありません。 その他、パンタグラフが上がりも下がりもしない話や冷房が異常停止した話など車座になって話してくれました。

12/3
現在本線で営業する電車です、4本順調に動いています。
■6181-192-195-182-185-186-187-188 BOGOR 検車留置
■6121-242-245-122-125-126-127-128 BukitDuri 検車留置 
■6171-232-235-172-175-176-177-178 BOGOR 検車留置
■6271-272-237-236-275-276-277-278  BukitDuri 検車留置
6271の編成はMG車とSIV車の混成で使っています。Jakarta〜Bogor約60Kmのセンターラインを8両の4編成がトラブルも無く走っています。 急行でジャカルタの主駅Gambir〜Bogorノンストップです。車両は毎日車体洗浄をしていますのできれいです。

12/7
6000形車両のシールを張ってみました。全車両妻面の同じ場所に張りたいと思います。
6000形車両の力行不能があり緊張しました。 6208号車のアンメータの電流が振れないと言っきました。各スィッチ類を確認して1ノッチを入れる、力行不能を確認した。 メンスイッチを切った黄色のデスコン棒を箱の下にぶら下げると、なるほどと顔を見合せていた。 制御装置の回路図面とテスターをコンクリートの床に広げ、1ノッチを入れてもらう。 遮断機のHBとCLと継電器のTLR1はONしているのを確認、遮断機LB1.2.3がなぜOFFかを調査はじめる。 線番号と現物とを Bukitduri職員に説明しながら、 動作順序を追っていく。 暗く照明が無い、職員が手伝ってくれる、図面を見ながら回路を追っていく職員も楽しそうである。 HBのバック接点C8-C9カムの渋りによる動作不良。分解清掃組み立てをした、復元し終えたので、一言coba(試す)と言うだけで力行試験をしてくれる同じ車両屋ですね。 昼食も取らず、一緒に良くやってくれたと技術屋の心域を感じました。

12/8
こちらは昼食を2度抜くほど忙しいです。6201号車前照灯不点と言って来る、右左共点かないとのこと、 NFBを見ると予備のNFBの隣に標識灯のNFBがあり、予備とインドネシア語が書かれていたので表示を書き直す。

12/9
25日クリスマス、27.28日断食開けのお祭りで国へ(田舎へ)帰る大移動になるそうです。1日は新年でお休みになりますので、23日の土曜日から7日まで仕事にならない状況になります。
断食明け祭りとクリスマスとお正月とが同じ時期になり大変です。どこにも行けず生活をどうしょうか頭がいたいです。飲食店もお休みが多くなります。

12/10
今日は日曜日ですので、お手伝いさんはお休みです、毎日10時から19時までの契約です、掃除、洗濯、料理、買い物をしてくれますので大助かりです。 頭の良い確りした30歳の独身女性です。
運転手は急遽見つけ、 秘書のLilisさんも、私個人が雇いました、これでかなり気持ちが楽になりました。

12/11
Bekasi線へ投入するための試運転を行いました。 車両は、■6281-6282-6285-6286-6287-6288号車の6両/編成です、この車両は電源装置がMGなので、架線電圧の変動(1100V〜1800V)にはSIVより強いとの判断です。
6281〜と6271〜の編成はJARTSさんによりSIV車混成の8両/編成に改造済みでしたので、改造部を元に戻す作業をしてからの試運転です。 ブレーキ弛まずとのこと。運転台に行くと保安ブレーキの押しスイッチが入っていた。 その他6285号車の冷房制御盤Aに有るCTT2とCTT3の継電器がブザーのごとく唸て居ます、また客室室内灯をつけるとまもなく6285号車だけ冷房が異常停止します、難しい故障です後日Bukitduriで見る予定にします。 今朝冷房の働かない車両があり、試運転終了後Bukitduriに戻る。冷房効かず、送風は良との事で。
異常表示は無く、CP回転せず、テスターと電流測定用の把握テスターで点検できました。 回路図の順序に沿って点検していきますが、インドネシア語が不便で時間かかる、3時を過ぎたので明日また見るから今日は終わると言ったら、うれしそうな顔をしましたので、出庫時間に間に合うのか心配しながら仕事をしていた様子でした。

12/12
昨日の冷房の点検を開始、職員は5、6人来る。 冷房No1とNo2のマイコンからの出力の違いを求めて点検に入る、CPインバータが働かずのところまで追及出来たので、リセット回路のリレーを手で触れるとそれだけでCP動き出した、そのリレーを他車と振りかえるもCPインバター動かず、このリレーが不良ではない、リセットリレーを外し冷房を働かせて今日は、出庫時間なので終わる。
平行して、6201〜の編成の屋根上冷房のフイン部を水圧洗浄を始めた、落ち葉でフイン部の詰まりがあり清掃をするように副場長に言ようと思っていた先に、自主的に始めていました。冷房についてはよく知っている様子です。 冷房研修を計画していますが、インドネシアが要望している事を良く理解しておかないとと思いました。

12/13
Bekasiからきた運転指導にMG車の出庫点検の仕方を指導する、なぜ6288号車(一括制御ができる)から始めなければならないのか理解させるのに時間がかかる、SIV車は全車両のNFBを入り切りする事から考えると理解し難いようでした。 

12/16
帰省ラッシュが始まり、お手伝いさん達も多く帰りますとの事、私のお手伝いさんSirengも帰ります、景気も少し良くなって来ているのかもしれませんね。 親の家に親戚一同が集まるのだそうです。 私の運転手さんは、混雑するので先日の金曜日か日曜日に掛けて行ってきました、靴を脱いで置いといたら盗まれたと言っております。
後部標識は、6000形には大きな尾灯が有りますから要らないと思うのですが、改造の一部ですが球切れの不点状態ですが、この後部標識も使ってる様子は見られません、出っ張って居るだけ危険ですよね。 ステップは4扉/両の中二つが開閉して使います、他は錠を掛けてあります。 6000形車両の放送増幅器の制御部のFUSEが切れる故障があります、まだ何もみておりませんが、両運転台とも制御部のFUSE切れです。

12/20
19日東京都副知事と昼食会がありましたので報告致します。
@ 19日 副知事一行が宿泊ホテルにて合いたいとの連絡がありました。東京都関係のOBとの事でした。
A ラフな格好で行きましたが昼食会でした、濱渦副知事、田邊外務長、廣瀬副参事、小川二等書記官と私の5人で雑談しながらの楽しい食事会でした。
B 6000形運転手と私との関係の印象が良かったようです、私は知らなくても向こうから声をかけてくれるのですから嬉しいです。 副知事達は、知り合いがいっぱいいるねと言われましたが、日本人を見て声をかけてくる信頼感を、もっと育てていきたいと言っていました。
C 中古電車を大変に喜んでいる事とか、何時も掃除してきれいにして使っている話をしました。Indonesiaもやればやれることを、東京都が譲渡した車両を切っ掛けに変っていければ、大成功であると言うような話もでました。
D 今度は、交通局長と横溝元局長を連れて5月に来る、もちろんバスの現状も見てもらうからと、書記にメモを取らせながらスケジュールの予約もしておりました。外国との支援をもっと宣伝したいとも言っています。
E バスについては、6月まで各方面からの希望を募りますが、ジャカルタには50〜60台の確保はするからともいっておりました。 中古バスも派遣は必要かと聞いてきましたので、正しい情報を取るには一人でも中に入った方が良いと思いますと話しました。現実をそばで見ていないと、〜だろうの話で報告されてしまうからです。
E 中古バスの件は、ジャカルタ市から日本での会議に来る予定が有るので、その時に東京都に対してはっきり言ってきてもらう段取りを考えているようです。 

12/21
ODA(Official Development Assistance) JAPANのシールを6000形車両の3編成に貼りました。

12/23
今年最後の6000形車両の月検をBukitDuri検車で行いました。
@ 21日朝9時54分、■6121-6242-6245-6122-6125-6126-6127-6128号車の一編成JAKARTA〜DEPOK線から入庫してきて検査線に入る。
A 8両が入るピット線(電車の床下を人間が立って点検できるように掘られている)は、1本しかないので8両編成の車両は、計画をかなり前から立てないと検査ができません。
B 床下機器の気吹きを始めます、MMカバー、制御装置、空気圧縮機、SIV、高圧接触気、等です、MMカバーなどはビニールとか紙等が着いていて空気の流れを悪くしています、その土地の実情にあった改造も必要になるかもしれません。 建物には換気装置が有りません、暗い職場でも埃っぽく見えるのですから、かなり空気が汚れていると思います、あまりそばに寄らないようにしますが、通りぬける時は仕方なく埃のなかを早足で通ります。
C 車輪測定、フランジのR測定3mm MAX10mmとのこと、沓面減り3mm、沓面の厚さ45mmでした。
 車輪踏面にはフラットはありませんでした、運転が上手なのかな?
D 空気圧縮機の油を入換える。2000c形はこちらにも同形が有るので心得ている様子。
E 主電動機のカーボン取替え1台有り、予備品(MS-5A)が来ていたので助かる、予備がなければ他車のカーボンを着ける様子、日本では試験をしてからでないと仕様の違うカーボンは使わないのですが、理解してもらうには時間がかかりそうです。 カーボンが無ければどうなるのか、結局何でも良いから着けざるえない事になると思う。
F 高圧接触器のアークホーンを外し、接触子の部分を紙ヤスリで清掃するように実施して見せましたが、悪くないのに何故清掃するのか、予防保全を理解していない様子顔でした。
G ブレーキシリンダのストローク調整は、検査の最終にパンタグラフを上げてから行いました、運転台で1K圧力を込めシリンダストロークを65mmに全車調整中、2時出庫準備のために運転士が来て運転台で非常ブレーキをかけるられてしまい、また運転台に戻るなどしました、戻るのに8両(160m)はかなり距離があります。
 検査基準書は、事前に渡して有るのですが彼らは持っていません、結局私が自分用のを職員に渡しました(インドネシア語翻訳済)。本を見て直ぐに理解してくるところはさすがにプロたちです。
H 現場職員は、運転手へ検査完了した事の明確な合図無しに、事務所の方へ黙って引き上げます。
 知らせが無ければ総て正常だとの、暗黙の了解事項が出来ているのかも知れません、総ての仕事がそのように見えます、このやり方を理解するには時間がかかりますね。
I 検査のやり方で、電気接触器などの予防保全的な清掃を何故しないのかを聞いてみました。
時間が無いとの回答。 では4両+4両を2日なり3日でやれないのかと聞きました。 
仕事は、他に故障が多く有り月検査に時間とれないとの事。 確かに見ていると休み無く次から次えと、cop、MM、ギャーケース油漏れ、等々良く仕事をしています、仕事の量を減らすことは現在は無理ですね、総合的に車両の整備をしていく事を考えないと、6000形車両も時間の問題で動かなくなるのでしょうか、現実に促した良いやり方が見えてくると良いのですがね。
J いよいよクリスマス、断食明け祭りと新年と言う大形連休に入ります。Hari Raya(断食明け祭り)に仕事する現場職員は私のところに来てHari Rayaに故障したらどうすると聞いてくる、私はJakartaに居るから連絡をよこすようにHp番号入りの名刺を出すと、とても安心した様子で受け取りました。 彼らは、Hari Rayaに家族と過ごせないことはとても悲しいことなのだそうです。
K 23日は交通渋滞がすごいです、普段は30分かからないところを3時間です。信号機の有る交差点では、まったくのでたらめで四つにくんでほぐれない状態でした、交通整理員とか警察官は居ますがお手上げ状態です、交差点を過ぎれば流れています。 国え帰る帰省ラッシュですから仕方がないのですかね。 自動車では処理できないことはわかっているのでしょうが、幾ら道路っを作ってもやはり解決にはなりませんよね。
L 私の生活は困りました、食事を作るお手伝いさんと自動車の運転手は田舎へ帰りました、パンとラーメンとなべ一杯作ってくれたカレーライスでつないでいきます。

インドネシアリポータ:MT氏より原文のまま

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