変電所内


600V電圧を供給
↓ 物凄いもの ↓

回転変流機(ロータリーコンバータ)
現存する国内唯一・最古・舶来の「物凄いもの」
容 量 : 750KW
製 造 : General Electric(ゼネラルエレクトリック)社(米国)
製造年 : 1922(大正11)年
投稿:You-en鉄道様
熊本の市電や電鉄は直流の600Vを架線に給電して電車を動かしていますが、その電気は電力会社(九電)から買っています。 電力会社が給電している電気は、交流です。 で、鉄道会社の変電所では交流で買った電気を直流に変換する装置が必要となります。
「物凄いものらしい」はその変換装置で「回転変流機」(ロータリーコンバータ)というものです。 現在、効率や保守性等から変換装置はほとんどシリコン整流器に置き換わってしまい、熊本市電の回転変流機が日本国内における唯一の現役機器になってしまいました。

★他での保存、存在可能性の機器の概要は、下記の通りです。

 交通科学博物館(大阪弁天町)準鉄道記念物
  容 量 1000KW
  製 造 日立製作所 
  製造年 1933(昭和8)年

 横須賀線田浦変電所 準鉄道記念物
  容 量 1000KW
  製 造 日立製作所 
  製造年 1928(昭和3)年

 旧下津井電鉄下津井変電所(存在調査中)
  容 量 
  製 造 明電舎 
  製造年 

 明治村京都市電用変電所(存在調査中)
  容 量 150KW
  製 造 三菱電機 
  製造年 1928(昭和3)年

各機器の概要を比べてもらえたら一目瞭然ですが熊本市電の機器が一番古く、唯一の輸入品であることがわかります。
日本のメーカーが作ることが出来なかった時代に輸入され、それを見本として国産化することが出来たお手本のような意味も含まれていると考えます。 よって、産業考古学的にみても大変貴重なものであることがわかっていただけると思います。
事業を行っていく上での必要性は、そう遠くない時期になくなるでしょう。 しかし、これだけ価値のあるものですから何らかの方法で「形」として後世に残せるようにするためには我々に何が出来るのか考えております。
 熊本電鉄にあったものは400KWとか200KWでしたが一部GE製もありました。今から10年ほど前のことですが・・・ 当時は、地方の私鉄電車に行くと結構現役だったり予備機で残っていたりしていて「なんだGE製か」と思っていたんですが、時が経つと価値観というものは変わるもんですね。

ご機嫌の・・・


5014AB(貸切)運転台でご機嫌のdodongo

コントローラの感触に浸る

5015AB形 車内

5015AB形 車内 連接部付近

5014AB形の前で、お約束の記念写真

珍しい(?)ショット


滅多に拝めないコントローラ内部

滅多に拝めない煙突付きバス
作業される方達の休憩所(改造バス)

1999年9月4日の見学にあたり、

●ご案内頂いた某局市電運転士なおさん

●熊本市交通局関係者の方々

皆さんへ厚くお礼申し上げます。


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